Webデザインを勉強する際、実際に自分でWebサイトを作ってデザインをカスタマイズするのはとても勉強になります。
簡単にWebサイトを作りたいなら、ブログサービスを利用すると便利です。
ブログを作るサービスにはいろいろな物がありますが、とくに有名なのが「はてなブログ」と「Wordpress(ワードプレス)」です。
2つのサービスの違いや使いやすさを、Webサイトデザインの勉強やアフィリエイトの観点も含めて比較してみましょう。
目次
はてなブログとは?
はてなブログとは株式会社はてなが運営するブログシステムです。
無料アカウントを取得すれば、3個までブログを作成することができます。なお、有料版のはてなブログProにアップグレードすれば、10個のブログを運営できます。
はてなブログは日本の会社が運営しているサービスです。日本語で問い合わせができたり、詳しいマニュアルがそろっていたりして、初心者でも使いやすい点が特徴です。
たくさんの外見テーマから好きなブログデザインを選べば、すぐにブログをスタートさせることができます。
記事の編集画面はシンプルながら、Youtube動画の埋め込みや画像のアップロードがとても簡単に行えます。
サーバーやドメインの知識がなくてもパソコン(もしくはスマホ)とブラウザさえあれば、だれでもはてなブログを始めることができるのです。
初心者に優しいという点はそれだけではありません。
はてなブログには「読者になる」という機能がついており、はてなブログ仲間で互いのブログをフォローできるため、記事を読んでもらえる確率が高くなります。
また、SEOにも強く、独自ドメインで1から記事を書くよりも検索上位に表示されやすいです。
はてなブログ公式サイト:https://hatenablog.com/
WordPress(ワードプレス)とは?
ワードプレスはオープンソースのブログソフトで、誰でも無料で利用できます。
厳密に言えば、ワードプレスには2つの種類があります。
- はてなブログのようにアカウントをとって無料プランと有料プランを選ぶブログサービスとしての「Wordpress.com」。
- 自身のサーバー上にインストールして使うソフトウェアとしての「Wordpress.org」です。
ここでは、ワードプレスとして知名度が高く、はてなブログと差別化できる「Wordpress.org」について取り上げていきます。
インストール型のワードプレスを使うには、まずインストール先であるサーバーとサイトの住所となる独自ドメインを用意する必要があります。
安価に使えるレンタルサーバーで月額数百円から、独自ドメインは年間1000円程度から手に入ります。
もっとも無料で使えるレンタルサーバーやサーバー側から提供されているドメインを使えば、無料でワードプレスを始めることもできなくはありません。
ワードプレスにもはてなブログのようにたくさんの外見テーマが存在し、多くのクリエイターが無料でテーマを公開しています。
有料でクオリティの高いテーマも販売されており、どのテーマを使おうかいろいろと選べるのがWordpressの醍醐味です。
また、Wordpressのテーマを1から作るための参考書も沢山存在します。
オリジナルテーマを自分で作るのもよし、すでに誰かが公開しているテーマを自由にカスタマイズするのもよし、自分好みのWebサイトを作りたいという人にとってはWordpressは非常に柔軟性があります。
サイトの運営に役立つさまざまなプラグインが公開されているのも魅力の1つです。プラグインを使えば、ブログでおなじみの「吹き出しテキスト」を簡単に挿入できたり、「お問い合わせフォーム」を設置したりできます。
はてなブログとワードプレスどっちがおすすめか比較してみた
初めてブログを書くなら「はてなブログ」
初めてブログを書くなら、はてなブログをお勧めします。
なんといっても、無料アカウントを登録するだけでブログを始められるという手軽さが魅力的です。
WordPress.comでも同じことができますが、はてなブログの方が導入までの手引きや導入後のブログ運営説明が非常に親切です。
はてなブログユーザーは日本にたくさんいるので、使い方に困った時はちょっと調べれば解決できることが多く、どうしても分からない時は運営に問い合わせることもできます。
はてなブログユーザー同士のフォローシステムも強いので、初めてのブログでも誰かしら読者が現れるのも励みになります。
ブログに慣れてきたら有料のPro版に移行して広告表示を消したり、Wordpressへの移行を測っても良いでしょう。
Webデザインを勉強するなら「ワードプレス」
Webデザインの勉強をしたいなら、Wordpressを始めることをおすすめします。Wordpressはとにかくカスタマイズ性が高く、テーマのソースコードを丸ごと自分好みに変えてしまうこともできます。
WordPressカスタマイズについては参考書、プログラミング学習サイト、個人のブログにまでかなりの情報があふれているので、自分で調べてデザインに反映することで非常に勉強になります。
WordPressに使われているのはPHPというプログラミング言語です。これに加えてHTMLやCSS、Javascriptの知識が必要になります。
この4つの言語はプログラミングの世界ではかなりメジャーな存在です。
HTMLとCSSでWebページを作れるようになったら、Wordpressに進んで、より高度なWebデザインの知識を身に着けていきましょう。
WordPressは企業のホームページなどでも利用される場合が多く、扱い方を学ぶことは活躍の場を広げることに繋がります。
また、Wordpressを導入する際にはサーバーや独自ドメインが必要になります。これらの知識はWebサイト運営には必須です。Wordpressを使うことで、Webサイトに関する知識はどんどん広がっていくはずです。
なお、はてなブログをつかってもWebデザインのカスタマイズはできます。
はてなブログ無料版だとPCのWebデザインカスタマイズのみが可能です。有料版を契約するとスマホデザインのカスタマイズもできるようになります。
ただし、無料版でも「レスポンシブ対応デザイン」のテーマを選べば、メディアクエリなどの設定を駆使してスマホサイトデザインをカスタマイズすることが可能です。
HTMLとCSSを学んでいる最中の人、Wordpressはまだ難しそうだけど勉強した知識を少し試してみたい人は無料版のはてなブログでカスタマイズを楽しんでみるのも良いでしょう。
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アフィリエイトをするなら「Wordpress」
アフィリエイトは無料ブログでも可能です。はてなブログでもWordpressでもアフィリエイト先の規約に反していない限り、アフィリエイト広告を貼ることができます。
ただし、はてなブログの無料版、もしくは無料サーバーをつかったWordpressだと、自動的に運営会社側からの広告が挿入されます。
そのため、自分でもアフィリエイト広告を貼ると、広告がとても多いブログになってしまいます。そのため、本格的にアフィリエイトをやりたいなら、はてなブログの有料版、あるいは有料レンタルサーバーを使って広告を消しましょう。
Googleアドセンスは独自ドメインでないと審査してもらえません。独自ドメインが使えるのは、はてなブログでは有料版のみです。
WordPressの場合は契約しているサーバーによりますが、有料サーバーなら大抵独自ドメインが使えます。
はてなブログの有料版は月額600円~になるので、それより安いレンタルサーバーがあるならWordpressの方が安くアドセンスを導入できます。
本格的にアフィリエイトをするなら、運営側の広告の邪魔が入らないはてなブログ有料版、もしくはレンタルサーバーでのWordpressという選択になります。
はてなブログより安く運営できるサーバーはいくつもあるので、価格の面から言えばWordpressがおすすめです。
ただし、Wordpressの場合、アクセス数を集めるのにある程度時間がかかるという問題点があります。できるだけすぐに集客数を伸ばしたい場合は、SEOに強いはてなブログの方がよいといわれています。
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