少しでも費用を抑えてWEBデザイナーを目指したい人必見!補助金のはなし。
目次
一般教育訓練給付金制度とは
一般教育訓練給付金制度とは、厚生労働省による雇用の安定・再就職の支援を促すためのスキルアップ支援制度です。
この制度を使えば、スキルアップの為に使った教育訓練費(入学料+受講料)の一部が返ってくるのです。
例えば、あなたがWEBデザイナーを目指すため、パソコン教室のWEBデザインコースを受講したとします。
その受講費用の一部を国が補助してくれるというわけです。
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給付金がもらえるのはどんな教育訓練を受けたとき?
ビジネス関連のスクールや講座は星の数ほどあります。そのすべての教育訓練に対し、給付金を申請できるわけではありません。
あらかじめ厚生労働大臣の指定を受けている特定のスクールや講座を受講した場合にのみ給付金の対象になります。
すでに学びたいスクールが決まっている場合は、以下の検索システムで一般教育訓練給付金制度の対象施設かどうかを調べてみましょう。
https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/SCM/SCM101Scr02X/SCM101Scr02XInit.form
ただ、注意してほしい点が1つあります。制度の指定はスクールそのものに行われるのではなく、1つ1つの講座やコースに対して行われます。
例えばKENスクールの「Web実践就転職総合コース」は一般教育訓練給付金制度の対象コースです。
しかし、同じKENスクールの「Web Basicマスターコース」は制度の対象コースではありません。スクール名だけでなく、目的のコースが制度の対象になっているかを確認することが重要です。
逆にどのコースを受講しようか迷っている人は、給付金対象になるかどうかでコースを決めても良いかもしれませんね。
給付金の対象となる人とは?
一般教育訓練給付金制度は雇用保険に加入している人向けの支援制度です。
雇用保険はアルバイトなど非正規雇用の人でも所定の条件を満たせば加入できるので、働いている人の多くが一般教育訓練給付金制度を利用できます。
ただし、雇用保険の加入期間については条件があります。
初めて給付金を利用する場合は雇用保険の加入期間が満1年以上なら支給対象になります。
以前に給付金の制度を利用したことがある場合は、前回の受講開始日より3年以上雇用保険の加入期間が必要です。
さらに「前回の給付金支給決定日から3年以上」が経過していることが条件に加わります。
途中で転職して雇用保険の加入期間に空白がある場合でも、再就職までの期間が1年以内なら前職場での保険加入期間を加算することができます。
空白期間の数え方などはややこしいので、自分が給付金の対象かどうかよく分からない場合はハローワークに問い合わせてみることをお勧めします。
いくらぐらい補助してもらえるの?
一般教育訓練給付金制度で給付される学費は受講終了までに実際に払った金額の20%です。
分割払いを利用している場合は、受講が終了した時点で支払い済みの部分のみが給付金の対象になります。
ただし、分割払いを利用している場合でも満額の支給額を申請できる方法があります。
それは受講終了前に前倒しで受講料金を全額支払ってしまうというという方法です。
一般教育訓練給付金制度を利用しようと考えているなら、できるだけ先に学費を払ってしまう方がお得です。
給付金は上限10万円までもらうことができます。学費50万円までの講座なら20%の給付金がもらえるということです。
また学費の下限設定もあります。
給付金の額が4000円を超えない場合はこの制度を利用することができないのです。
つまり学費が20000円の場合は給付金をもらうことができません(20005円以上で給付対象となります)。
制度対象のWEBデザインスクールにはどんなものがある?
一般教育訓練給付金制度が使えるWEBデザインスクールについていくつか紹介します。
WINスクール
日本全国に55校を展開する大手パソコンスクールです。
WEBデザイナー必須のAdobe Creative Cloudを特別価格で購入できたり、授業を担当する講師がそのままキャリアカウンセラーとして就職支援のアドバイスを行ってくれる嬉しい特徴があります。
WINスクールで給付金の対象となるWEBデザイン・プログラミングのコースは5つ。その中の1つ「WEBプログラミングマスター」コースでは、Illustrator/Photoshopのデザインソフトの使い方から、Javascript/PHPといったプログラミング言語、Wordpress、Webクリエイター能力認定試験対策まで幅広く学ぶことができます。
- 個人レッスンだから初心者も安心。
- 費用が安い。
- 好きなときに予約を入れて受講することができる。
- 履歴書の書き方や面接アドバイスはしてくれるけど就職先の紹介はない。
・初心者からプログラマーWebデザイナーどちらも目指せます。
・WEBクリエイター能力認定試験対策講座:77,600円 (合格率90%)
・ホームページ制作(HTML5&CSS3・スマホサイト制作)講座 :123,120 円 (約3ヶ月)
・コースがいっぱいあって迷うのでカウンセリングが丁寧。
・教育訓練給付金対象講座あり。受講料の20%補助(上限10万)。
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KENスクール
開講31年の実績を誇る個別指導パソコンスクール。
IT業界未経験者の就職支援を得意とし、プロ目線からの作品カウンセリングやパソコンの無料開放など、充実した学習環境がそろっています。
KENスクールで給付金の対象となるWebデザインコースは4つあります。最短3か月でWEB業界の就職を目指せる「Web実践就転職総合コース」では、
Illustrator、Photoshop、HTML/CSS、JavaScript/jQueryといったWEBデザイナー必須のスキルを学ぶことができます。
今のWEBデザイナーにとって重要なスマホサイトデザインの学習ができる点も魅力的です。
- インストラクターによる個別指導。
- IT業界未経験者の就職・転職支援。就職率83%!
- フリータイム制なので仕事を両立できる。
- 資格取得講座はすべて合格サポート制度付。
- お値打ちな月謝コースは実施している校舎が限定されています。
【コース】
・Webデザイナーを目指す「Web・DTPデザインコース」
・プログラマーを目指す「プログラミングコース」
・ネットワークエンジニアを目指す「ネットワークコース」
【費用】
月謝:1万円(週1回)~
受講料の20%が戻る給付金対象講座あり。
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インターネット・アカデミー
数多くの実績を持つWeb制作会社「IBJ」が母体のパソコンスクールです。
現場のノウハウをそのまま学べるため、実践的な技術を身に着けることができます。
またWEB上の最新技術に関するルールを決めるW3Cという機関がありますが、インターネット・アカデミーではW3Cのホスト機関にスタッフを常駐させています。
学習内容の正確さにはかなり信頼がおけるのではないでしょうか。
インターネット・アカデミーでは給付金の対象になる15のコースを設けています。
Webデザイナー、UIデザイナー、Webディベロッパー、プログラマーなどWEB製作にかかわる職業に細かく対応しているので、希望のコースを見つけやすいでしょう。
※記事執筆時点で一般教育訓練給付金制度の対象に指定されている講座です。指定期間は原則3年となります。受講を開始する時点で制度の対象講座になっているかどうかを必ず確認してください。
申し込み方法
一般教育訓練給付金制度を利用するためには、指定講座の受講終了後、「教育訓練修了証明書」「教育訓練給付金支給申請書」等必要書類をそろえたうえで、ハローワークに申請します。
一般教育訓練給付金制度を使う上での注意点とは?
WEBデザインのスキルを身に着けるために、社会人ならぜひ利用したい一般教育訓練給付金制度。
自分が通いたいWEBデザインスクールが給付金対象に指定されていたら、とてもラッキーですね。
しかし、ここでいくつか注意点があります。
まず給付金は本人からの支給申請の手続きがなければ支給されません。受講を終えた達成感から、申請を忘れないようにしましょう。
給付金の申請は一般教育訓練の受講修了日から1か月以内に行う必要があります。申請までの期間が短いので、気を付けてください。
受講が終了しなければ給付金をもらえないということも覚えておきましょう。
途中で学習をあきらめてしまわないように、受講コースの難易度や受講期間をじっくり検討してください。
最後に、給付金を受け取る前に一度自分で学費を納める必要がある点にも留意してください。
WEBデザイナーになるための受講費用は数十万円と高いものが多いので、給付金をもらうまえに自分で学費を用意できるかどうかも考えておく必要があります。
一般教育訓練給付金制度が使ってWEBデザイナーになろうのまとめ
一般教育訓練給付金制度は働いている人の多くが使えるかなりお得な制度ですが、申請制という性格上、制度について知識が無ければ使えません。
制度をよく知り、WEBデザイナーを目指すための学費にぜひ利用してください。
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