子供が小さいから自由に外出できないけどプログラミングを学習したいんだけど…
独学・オンラインどっちがいいかな?
目次
自宅でプログラミングを学べる方法は2種類
2020年から義務教育で必修化したプログラミング、プログラマーの人材不足という側面も相まって今大注目の分野です。
では、社会人がプログラミングを学ぶにはどんな方法があるでしょうか。
社会人と学生の違いはやはり学習時間に充てられる余暇時間の差。仕事・家事・育児・介護など学生に比べ時間に余裕がない生活になりがちな社会人にとって、自宅にいながらプログラミングを学ぶことができたらありがたいですよね。
最近では初心者向けプログラミング系の書籍が多く出版され、オンラインでの学習環境も整ってきています。スクールに通わなくても勉強がしやすい時代になってきたのです。
ただ自宅でプログラミングを学ぶといっても独学をする方法と自宅から受講できるオンラインスクールを利用する方法の2種類があります。
それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。
独学でプログラミング学習をする場合
独学のメリット
独学でプログラミングを学ぶ最大のメリットはやはり費用です。
プログラミングスクールは総じて価格が高価で、多くの場合数十万の出費を覚悟しなければなりません。
しかし、参考書をベースにした学習であれば、1冊当たりの価格は数千円程度。
新品を購入する以外にも、フリマアプリで中古の参考書を手に入れたり、図書館で本を借りたりすればもっと安く勉強することができます。
またプログラミングスクールであれば受講したコースに基づいて最初に決めた言語を学んでいくことになりますが、独学の場合は自由に教材や言語を変更することができます。
マイペースに学習を進められるため、受講期限に合わせて無理をして学習する必要もありません。
独学のデメリット
独学のデメリットは非常に挫折しやすいことです。
自由に学べる独学は途中で辞めてしまうのも自由ですので、強い意志がないと学習をやり通すことができません。
プログラミングは学習の過程でたくさんのエラーに出くわします。そして独学の場合どうしてエラーが出ているのか誰にも聞くことはできません。
google検索である程度原因を特定することも可能ですが、1つのエラーの解決に丸一日費やしてしまうことも初心者のうちはざらにあります。
このような手間をかけているうちに、「プログラミングは自分には向いていないのではないか?」と気持ちが折れてしまうのです。
今の社会人にとってプログラミングは学校過程で学習したことのない未知の領域です。初めての学習を達成するには明確な目標の設定が必要になってきます。
例えばあるプログラミングスクールでは受講の前にメンターが付いて、プログラミングを学ぶ目標を具体的に設定していきます。
転職で年収アップ、フリーランスになって自由な生活を手に入れるなどプログラミング学習後の希望が見えているため、学習に励めるというわけです。
独学の場合はこのような目標設定をたった1人でやらなくてはなりません。もちろん、就職保証や転職相談もないので、独学中のメンタルが不安定になりやすいです。
またプログラミング言語は日々アップデートしているので、参考書で学んだ知識はどんどん古くなっていきます。
最前線の知識は執筆から出版まで日付がかかる本ではなかなか学びにくいのです。
特に図書館の本や古本で勉強するときは、掲載されている言語のバージョンを確認し、最新式のものであるかを確認するようにしましょう。
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独学のデメリットを補うコツ
独学は学習上のつまづきが起こると、自己解決しなければならないというデメリットがあります。
また、最新の知識が手に入りにくいのも問題です。そこでお勧めなのは、独学しながら格安のオンライン学習サービスを利用することです。
例えば、プログラミング学習サイトの「ドットインストール」は月額1080円から有料会員になることができます。
有料会員になるとプログラミング動画の内容について現役エンジニアに質問することが可能です(2019年11月現在、試験的に導入されているサービスで質問回数は現時点で月5回までです。今後変更の予定あり)。
ドットインストールは最新情報に敏感で他の学習サイトでは未対応の技術も積極的に取り上げてくれますので、知識のアップデートにも最適です。
また、オンラインスキルシェアサービス「MENTA」というサービスではプログラミングメンターを個人契約で雇うことができます。
未経験者のプログラミング学習からポートフォリオ作成まで支援してくれる様々なメンターが所属しており、料金は月額数千円からと格安で利用できます。
オンラインスクールで学習をする場合
オンラインスクールのメリット
オンラインスクールでは現役のプログラマーが講師として学習を教えてくれるところが多く、実際の現場で役立つ最前線の知識を教えてもらうことができます。
プログラミングの技術面だけでなく、プログラマーという業界の実際の姿についても話を聞く機会があり、「プログラミングで仕事をしたい」という目標を持って学習を始める人にとっては非常に良い刺激になるでしょう。
またプログラミングについての参考書はたくさん出ていますが、その分どれを選んだらよいのか迷ってしまうこともよくあります。
オンラインスクールの場合はスクールが独自の教材にそって勉強を進めていくことになるので、どの教材を使ったらよいのか悩んで時間を無駄にすることもありません。
さらに、目標設定やカリキュラム編成など学習のルートを一緒に設定してくれるので、最短コースでプログラミング技術を身に着けることができる点も魅力です。要はサポートが手厚いのです。
オンラインスクールによっては就職保証や転職保証を設けているところもあります。
就職・転職保証コースというのは「このプログラミングコースを受講し、問題なく終了すれば就職や転職を保証します。
仕事が見つからない場合は受講料を全額返金します」という制度を持っているコースのことです(スクールによって保証内容には違いがありますので、確認してみてください)。
プログラミング学習後の目標が明確に見えているので、学習もはかどりますね。
オンラインスクールのデメリット
オンラインスクールのデメリットは高額なことです。その出費額はスクールにもよりますが、数十万に上るところも珍しくありません。
まだものになるかどうかもわからない技術に対し、それだけの出費ができるかどうかというと、判断に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
高額な受講料と相まってネックになるのは受講期限です。
オンラインスクールの価格表は受講期間によって段階があることが多く、長く学習すればするほど金額もかさんでいきます。
もちろん、その分短期間で学習を終わらせようとする意欲につながることもあるでしょう。しかし、多忙や体調不良などで受講期間内に学習を終えられない可能性もあります。
さらには講師と相性が合わない、教材が分かりにくいというような不一致が起こる場合も。
高額な出費を余儀なくされるオンラインスクールだからこそ、ちょっとした欠点も目につきやすくなってしまうかもしれません。
オンラインスクールのデメリットを軽減するには?
オンラインスクールのデメリットを極力減らすためには、まず受講前に「自分に合うか合わないか」を見極めることです。
オンラインスクールの受講前事前カウンセリングや模擬授業に申し込み、どのような学習システムでどのような教材を使っているのかを確認します。
費用や受講期限についてなど、気になる点についてもどんどん質問していきましょう。加えて「プログラミングを学ぶ目標」を伝え、それが実現可能かどうかも併せて聞いてみるといいでしょう。
またオンラインスクールの中には雇用保険加入者(もしくは元加入者)を対象にした教育訓練給付金制度を利用できるところもあります。
この制度を使えば受講費用の一部を支給してもらうことができます。上手に利用すれば受講費用の負担を軽減することができますよ。
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