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スマホでもできる!プログラミング開発環境の準備

スマホでできるプログラミング開発の準備
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最近のスマホはかなりハイスペックになっています。

従来はパソコンでなければできなかった作業が、スマホアプリで次々と取り組めるようになっているのは驚きです。

さらには、プログラミングのための開発環境をスマホ内にととのえることもできるようになってきているのをご存知ですか。

スマホでプログラミングができるようになれば、子育てや家事に忙しいママでもスキマ時間にプログラミング学習に取り組めるのではないでしょうか。

今回は、スマホにインストールできるプログラミングツールアプリをAndroid版中心にご紹介していきます。

QuickEdit テキストエディター

QuickEditはスマホで使えるテキストエディタ―です。

通常のメモ帳として使うことももちろんできますが、html、CSS、C、C#、C++、PHPなど様々な言語のコードエディタ―として活躍できる点がこのアプリの魅力です。

対応言語は40以上となっており、一般的なプログラムコードを製作する分には不自由しないでしょう。

日本語に対応しているヘルプページが設置されているのも使い勝手が良いですね。インストールする前にヘルプページで概要を掴むこともできそうです。

ヘルプページURL:http://rhmsoft.com/qedit/ja/help.html

QuickEditに記入したコードは言語に合わせたシンタックスハイライト(タグなどプログラム内の重要箇所を色分けする機能)が行われます(どの言語に合わせるかは保存したファイルの拡張子によって自動判別されます)。

スマホの小さい画面でコードを入力しているとスペルミスも起こりやすいと思いますが、ハイライトを利用することで入力はずいぶん楽になります。

間違ったコードを入力するとハイライトが起こらないので、何か変だとすぐ気づくことができるからです。

またアプリ内のプレビュー機能を使えば、簡単にHTMLやCSSコードの内容を実行できます。実行画面では、ElementsやConsole画面を表示させることも可能です。

字下げや検索、行番号への移動など、プログラミングコードエディタ―についていてほしい機能は一通りそろっています。

なお、QuickEditは無料で利用できますが、広告が表示されることがあります。

もっともエディター画面に文字を入力しているときは広告表示はなく、入力を邪魔しない仕様になっています。

ただし、プレビュー機能を使ったり設定の変更をした際などには広告が表示されます。

310円の有料版QuickEditならば広告無しでフル機能を使用できますので、無料版が気に入った場合は購入を検討してみてください。

⇒PC用おすすめテキストエディタ。WEBデザインに使うならBrackets。

Jota+(イオタ・+)

Jota+もスマホでプログラミングする際に使えるテキストエディタ―です。

シンタックスハイライトができる点はQuickEditと同様ですが、定型文の登録やツールバーの編集などが行えるのはJota+ならではの特徴といえるでしょう。

壁紙の設定ができる点もユニークです。

またファイル自動保存機能はなかなか便利。この機能を使えばまちがって上書きしてしまったファイルでも、元ファイルの復元ができます。

一方でプレビュー機能はついていないようなので、作成したプログラミングコードはパソコンと共有して実行する必要があります。

プラグインをインストールすると、Dropbox等のクラウドシステムと連携することができます。

出先でプログラムコードを作成し、家に帰ってからパソコンで実行したいというときはこの機能を使うと便利です。

なお、無料で利用できるのは試用版で、機能が一部制限されています。

例えば、複数ファイルの同時編集は無料版だと2ファイルまでしか行えません。有料版は660円で購入できます。

Spck Editor

今まで紹介したテキストエディタ―はプログラミングテキストエディタ―+メモ帳や文章作成ソフト…といった形でした。

一方、Spck Editorはよりプログラミングに特化したテキストエディタ―。

非常に高機能なので、スマホでがっつりプログラミングコードを入力したい人にはもっともお勧めできるアプリです。

Blaketやvisual Studio Codeのようなパソコン向けテキストエディタ―と遜色ない使い心地を味わえるでしょう。

Spck Editorではあらかじめどんな種類のプロジェクトを作成するのか選択するだけで、プログラムに必要な定型文入りの新規ファイルがさっと立ち上がります。

例えば、新規プロジェクトとしてHTMLを選ぶと、はもちろん、やタグ入力済みの新規ファイルが開きます。

1つ注意点があるとすれば、htmlの言語初期設定が(英語)になっていることです。ここをに変更して、後は好きなようにプログラミングコードを入力していきます。

また、htmlファイルの作成と同時にmain.jsとstyle.cssファイルの作成とリンクが自動で行われている点も便利ですね。

動的効果やスタイルの適応がすぐにできてしまいます。

もちろん、シンタックスハイライトとファイルの実行機能も当然のように備わっています。入力補助機能もとても充実しています。

;や{}のようなプログラミングによく使う記号がツールバーに常に表示されている他、一文字入力するだけでコードの候補が表示されます。

スマホの小さい画面でもストレスなくプログラミングができるでしょう。これだけの高機能でありながらも無料で利用できます。

惜しい点は、日本語対応が不完全なところでしょうか。

Playストアでのアプリ説明はかろうじて日本語で表示されますが、読んでもよく分かりません。アプリ内メニューも時々英語で表示されます。

とはいえ、大体の機能は利用しているうちに理解できるようになるでしょう。分からない部分でも、英語辞書で調べるだけの価値があるアプリだと思います。

KSWEB: server + PHP + MySQL

HTMLやJavascript等と並んで人気が高いプログラミング言語のPHP。Wordpressのテーマカスタマイズなどに利用できる点が魅力です。

しかし、PHPのプログラムコードを動かすにはサーバーを用意しなくてはなりません。

前述したSpck EditorはPHPプログラムのシンタックスハイライトは行えますが、サーバー環境がない状態だとファイルの実行状態をプレビューすることはできません。

通常PHPプログラムの実行状態を確認するためには、XAMPPなどのローカルサーバーを使ってローカル開発環境をパソコンの中に構築します。

KSWEB: server + PHP + MySQLを使うと、スマホ内にこのようなローカル開発環境を用意することができます。出先でPHPの挙動を確認できるアプリとしては、貴重な存在です。

アプリを開いたとき表示されるURL(http://localhost~)にアクセスすることでローカールサーバーにアクセスできます。

インストール時に作成されるindex.PHPファイルを編集し、ローカルサーバーにアクセスすると編集内容が反映されているはずです。

なお、PHPプログラムの編集を行うときはSpck Editorを使うと便利です。

ただし、KSWEBは有料のアプリです。インストール時から5日間は無料で利用できますが、そのあとは課金しなければ利用できません。

価格は4.99ドル(約500円程度)となっています。レンタルサーバーを借りることを考えれば、安い値段と言えそうです。

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